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ダイレクトドライブロボットのロバストな位置と力のハイブリッド制御

研究課題

研究課題/領域番号 05750414
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 計測・制御工学
研究機関三重大学

研究代表者

駒田 諭  三重大学, 工学部, 助手 (10215387)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1993年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードロボット / 運動学 / ロバスト制御 / 外乱オブザーバ / 精密位置決め制御 / 適応制御
研究概要

ダイレクトドライブ(DD)ロボットは従来使われてきた柔軟でがたが存在する減速機を廃して関節を直接駆動することにより、正確な制御が実現できる。しかしその反面、パラメータの変動が大きいため安定な制御が難しいという問題が存在する。そこでここではロバスト制御と適応制御を組み合わせることでDDロボットの安定で高性能な制御を実現し、位置と力のハイブリッド制御の実験で提案する方法の検証をすることを目標とした。
われわれが開発した外乱オブザーバを用いたロバスト制御法は従来のロボットの制御よりも良い性能が得られたが、ロボットのように姿勢によって慣性が大きく変動するような場合には不安定な応答となることがわかった。この不安定性を回避するには大まかな慣性の値を知っていれば良く、慣性の値を同定し、制御パラメータを適応的に変化させれば不安定になることはない。そこで外乱オブザーバを用いたロバスト制御に適応制御を加えることで広いパラメータ変動に対して安定な制御を実現した。
さらにロボットの制御では逆運動学で慣性行列を計算しなければならないが、計算量が多いため一定の値とすることを考えた。しかし、姿勢の大きな変化によって実際の慣性行列が大きく変化し、不安定となることがわかった。そこで制御ループの数回に1回毎に慣性行列の更新を行うことで、計算量が少なく性能的にも十分な実験結果となった。この方法はロボットの自由度が大きくなるほど計算量の低減の効果が大きい。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] S.Komada: "Robust Control of Robot Manipulators Based on Disturbance Observer in Task Space" Proc.IEEE International Conference on Industrial Electronics(IECON´93). 3. 1401-1406 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 森本 希: "外乱オブザーバを用いたロボットの作業座標系での質量行列の取扱い方" ロボテクス、メカトロニクス講演会´93講演論文集. 1138-1143 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 菅野 賢志: "質量推定機構と外乱オブザーバによるロバスト制御" 電気関係学会東海支部連合大会講演論文集. 338-338 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 大河内 好明: "近似逆運動学を用いた作業座標における3軸ロボットの位置制御" 電気関係学会東海支部連合大会講演論文集. 343-343 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 宮上 武士: "3軸ロボットの逆運動学の簡略化とその影響" 平成6年電気学会全国大会講演論文集. (発表予定). (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 菅野 賢志: "外乱オブザーバを用いたロバスト適応制御-パラメータ推定誤差に関する考察-" 平成6年電気学会全国大会講演論文集. (発表予定). (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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