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シストリックアレイによるロバスト制御アルゴリズムの並列化

研究課題

研究課題/領域番号 05750422
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 計測・制御工学
研究機関神戸大学

研究代表者

藤崎 泰正  神戸大学, 工学部, 助手 (30238555)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードシストリックアレイ / ロバスト制御 / 並列計算 / H_∞推定 / H_∞制御 / Jユニタリ / リッカチ方程式 / 三角アレイ
研究概要

本研究では,ロバスト制御理論における各種アルゴリズムの,シストリックアレイ向き並列計算アルゴリズムを開発することを目的として,以下の研究成果を得た.
1.ロバスト推定アルゴリズムの並列化
ロバスト推定問題の代表として,H_∞推定を取り扱った.このアルゴリズムは,不定項を含むRiccati差分方程式を逐次解き,推定値(ベクトル)を得るものである.この計算について,その本質的な部分が,Jユニタリ変換により行列を三角化する計算であることを明らかにした.さらに,Jユニタリ変換により行列を三角化するシストリックアレイは,三角アレイで構成できることを示した.
2.ロバスト制御アルゴリズムの並列化
ロバスト制御問題の代表として,H_∞制御を取り扱った.制御問題では,推定問題と異なり,制御ゲイン(行列)を計算する必要がある.しかしこの場合も,三角アレイを基本とし,台形アレイを組み合わせることで,その計算に対処できることがわかった.
シストリックアレイによる並列効果の検証
シストリックアレイの計算過程をシミュレーションし,計算時間がともに0(n)になることを示した.なお,nは状態の次数である.よって,逐次的に処理する場合の計算時間0(n^3)とひかくして,シストリックアレイを利用すれば計算時間が大幅に向上することが判明した.
実際に,種々の例題に対して,本研究で提案する並列計算アルゴリズムを適用し,その有効性を確認した.

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 藤崎 泰正: "シストリックアレイによるロバスト制御アルゴリズムの並列化" システム制御情報学会ASPシンポジウム講演論文集. 1-4 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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