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コンクリートの非線形クリープ予測式の確立に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05750449
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 土木材料・力学一般
研究機関岡山大学

研究代表者

綾野 克紀  岡山大学, 自然科学研究科, 助手 (10212581)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードクリープ / 非線形 / 予測式 / 配合 / 養生期間
研究概要

水セメント比が、40%,45%,50%,55%および60%である配合のコンクリートを用い、水セメント比の違いによるクリープひずみの応力に対する非線形特性を調べた。また、各々の配合の供試体の水中養生期間および気中養生期間を変え、養生方法が、クリープひずみの非線形特性に及ぼす影響を調べた。なお、コンクリート供試体には、応力強度比で5%〜50%の応力を載荷した。
その結果、コンクリートのクリープひずみと応力の関係は、コンクリートの配合および養生期間に関係なく、次式を用いて精度良く表されることが分かった。
epsilon_0>C_2の場合;epsilon_<cr>=a(epsilon_0-C_1)^b
epsilon_0≦C_2の場合;epsilon_<cr>=a〔D7C2(/)C2-C1D7〕
また、上式に含まれる係数のうち、係数C_1およびC_2の値は、養生期間の長さによって異なり、これらの値に及ぼす水セメント比の影響は小さいことが分かった。また、これらの係数は、載荷期間に関係なく一定値となることが明らかとなった。一方、係数aおよびbの値は、水セメント比によって影響を受け、水セメント比が大きいほど係数aは小さくなり、係数bは大きくなることが明らかとなった。
さらに、上式をRCはりのクリープ解析に用い、線形解析の精度と比較を行った。その結果、上式を用いることにより、コンクリートのひずみ分布の経時変化および鉄筋ひずみの経時変化等を線形解析の場合よりも精度良く計算できることが明らかとなった。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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