• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

液状化測方流動による構造物の被害発生メカニズムに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05750466
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 地盤工学
研究機関埼玉大学

研究代表者

岩下 和義  埼玉大学, 工学部, 助教授 (40203377)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードDEM / 液状化 / 土圧係数
研究概要

本研究は完全液状化層の砂・水混合体と構造物を個別要素法(DEM)に取入れ、構造物に生じる被害を解析するプログラムを作成し、液状化側方流動と被害のメカニズムを解明することをめざすものである。
まず、境界条件として、今までの固定境界、応力境界、変位境界だけでなく、領域の周囲を連続させ、片側から流出する粒子を反対の境界に入れる周期境界を作製した。これにより流れの解析領域を小さくすることができる。
また従来の個別要素法による地盤解析では、結果として要素間力を求め、応力を求めていない。そこで通常のコ-シ-応力を算定する方法を取入れ改良を加えた。この方法は物体力の無い場合の式で、慣性項のあるDEMでは問題がある。そこで慣性力・物体力のあるする場合への近似法を提案し検討した。チェックの為DEM地盤モデルに重力を作用させ水平・垂直圧力を測定した。地盤モデル要素配置として極端な2例、正方配置と最密充填配置で調べ、応力を求め確認した。正方配置の場合土圧係数K_0は0、最密充填にすると水平土圧が生じた。前者はDEM要素のポアソン比が0であるで、後者は要素配置により水平応力が生じるためと思われる。これよりモデル地盤のポアソン比は配置により決まることが分る。なお、要素間摩擦とK_0の関係は今後の課題とする。
次に液層との相互作用を粘性滅衰により2次元個別要素法に取入れた。流動で支配的なパラメーターは摩擦項でなく、速度には粘性が大きく影響し、変形形態に関しては要素間摩擦より要素間の破壊基準の粘着項が影響するらしいことが判明した。今回はここまでが明かとなった。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 吉野修・岩下和義・小田匡寛: "DEMを用いた平面ひずみ載荷試験に関する研究" 土質工学会 粒状体の力学シンポジウム発表論文集. 101-104 (1993)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 松浦浩一・岩下和義・小田匡寛: "非円形粒子の初期構造異方性に関する研究" 土質工学会 粒状体の力学シンポジウム発表論文集. 105-106 (1993)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi