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原位置調査による砂地盤の液状化ポテンシャル評価法に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 05750473
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 地盤工学
研究機関京都大学

研究代表者

北 勝利  京都大学, 工学部, 助手 (60234225)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1993年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード液状化
研究概要

本研究では、遠心力場において飽和砂地盤の液状化実験を行い、その前後でせん断液速度計測とミニチュアコーン貫入試験を行っている。そして、これら原位置試験で計測されたパラメータと、飽和砂地盤の間隙比や液状化抵抗との関係について検討を加えている。なお本実験では、遠心力場における振動現象と圧密現象の時間相似率の整合性を考慮して、間隙流体としてシリコンオイルを用いている。
円盤形ピエゾ圧電振動子を波源、圧電型加速度センサを受信子としたシステムを用いて、遠心力載荷条件下における飽和砂地盤中のせん断波速度を計測した。結果として、せん断波速度の有効拘束圧依存性を確認するとともに、せん断波速度計測値に含まれる波線曲率に起因する誤差について検討を加えた。また計測せん断波速度より求めた、有効拘束圧で正規化したせん断剛性は、地盤の間隙比の増大とともに減少し、正規化せん断剛性と間隙比の関係は、既往の経験式により与えられる関係と定性的に一致することがわかった。ミニチュアコーン貫入試験においても,有効拘束圧で正規化したコーン先端抵抗と間隙比の間によい相関が認められ、地盤の密度探査法としてのコーン貫入試験の有効性が確認できた。
原位置試験結果と液状化強度との相関については、コーン貫入抵抗やせん断波速度より計測されるせん断剛性の増大とともに液状化抵抗も大きくなる傾向を得、砂地盤の液状化強度推定におけるせん断波測定やコーン貫入試験の有効性について、ある程度の見通しを立てることができた。ただし、地盤の液状化強度と原位置試験結果との相関については実験数が少なく、今後のデータの蓄積が望まれる。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 北 勝利,柴田 徹: "飽和砂地盤の液状化に関する遠心力載荷実験" 京都大学防災研究所年報. 第36号B-2. 67-78 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] Katsutoshi Kita: "Measicrement of Acoustic Wave Velocities in a Centrifuge" Proc.3rd NTU-KU-KAIST Trilateral Seminar/Workdep on Civil Eugineering,Taejon Korea. 219-224 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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