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多孔体を通過する流れの構成方程式に関する基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 05750482
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 水工水理学
研究機関筑波大学

研究代表者

京藤 敏達  筑波大学, 構造工学系, 講師 (80186345)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード多孔体 / 構成方程式 / 剪断流
研究概要

河川・海洋の透過性構造物中の流体運動をマクロの観たときの構成方程式に関する基礎研究を次の2点に着目して行った。
(1)海洋の透過性構造物と波の干渉を調べる。
(2)一様流が透過性構造物を過ぎるとき、その境界面の平均流の構成方程式を実験的に調べる。
(1)に関しては、まず非定常透水実験を行い抵抗則の周波数依存性を広範囲のレイノルズ数域(Re=1〜10000)で調べ、理論的に予測した構成方程式(複素非線形微分方程式)を具体的に決定した。次いで、その構成方程式を使って透過性構造物による水面波の反射および減衰を解析し実験と比較した。その結果、長波に関しては本方法で波の反射および減衰の予測可能であるが、長波からずれるにしたがって構造物境界の効果、すなわち剪断流と構造物の干渉を含めたモデル化が必要であることが判明した。
(2)に関しては、河川の植生境界に発生する渦および植生内部の水面波との関係を解明するために、まず多孔体内部の剪断流によって励起される圧力勾配を実験的に調べた。植生内部の平均水位を上昇させ、水位変動を維持するメカニズムはこの圧力勾配であると考えられる。現在、このモデル化について検討中である。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 京藤敏達ら: "多孔質防波堤内の水面波の構成方程式とその問題点" 土木学会論文集. No.485/II-26. 103-110 (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 京藤敏達: "河川早瀬に生じる不安定波に関する理論的研究" 水工学論文集. V.38. 449-456 (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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