• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

観光交通の時空間構造を考慮した交通量推計方法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05750501
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 交通工学・国土計画
研究機関東京工業大学

研究代表者

岡本 直久  東京工業大学, 工学部, 助手 (70242295)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード観光交通 / 観光目的地選択モデル / 観光周遊行動モデル / 観光地滞在時間モデル / 時間帯別交通量推計システム / 非集計行動モデル
研究概要

本研究では独自に行った家庭訪問調査データをもとに、以下の2点のモデル分析を行った。
第1に、道路整備の影響を考慮しアクセシビリティを反映しうる構造を前提とした発生頻度、目的地選択行動のモデル化である。特に観光地目的地選択モデルでは、簡便な魅力度変数の定量化と選択肢集合の分割・統合化に対応しうるelemental alternativesの考え方の導入し、需要推計作業上より実用的なモデルの開発がなされている。
第2に、観光行動の周遊行動を経路選択、目的地選択といった局面で捉え、それぞれを非集計行動モデルで表現し、滞在時間分布モデル(duration モデル)と結合させ、時間帯別の発生量、分布交通量、経路交通量をも一つのシステムの中で同時に推計可能なシステムを構築した。さらにこのシステムの他地域への移転可能性を検証し、その有効性を確認した。
両モデルシステムを統合し、交通環境の変化による都市間および観光地域内における観光交通需要の変動を把えることが可能となった。さらに、このシステムの拡張的な活用方法として、観光地における自動車交通により発生する大気汚染物質の排出量の評価が可能となり、観光地域における道路ネットワークの拡大、改良、さらに観光開発が環境に対してどのように影響を及ぼすかを評価することが可能となっている。
以上の結果を反映し、観光交通のモデル分析方法論と観光交通計画の策定支援システムを体系化するための基礎的な検討を、本研究の成果として取りまとめた。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 屋井鉄雄: "需要と行動の特性を踏まえた休日交通計画論" 都市計画. 184. 28-34 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 岡本直久: "活動別観光施設データを用いた観光地選択モデルの構築" 土木学会第48回年次学術講演会講演概要集. 48. 736-737 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 森地茂: "観光地域における交通行動と環境影響の関連について" 土木学会第48回年次学術講演会講演概要集. 48. 518-519 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi