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地下水硝酸イオンの有機物無添加脱窒処理に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05750515
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 土木環境システム
研究機関群馬大学

研究代表者

榊原 豊  群馬大学, 工学部, 助教授 (80143204)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード硝酸イオン除去 / 生物膜電極 / 地下水汚染 / 脱窒処理 / 電気化学的処理 / 生物学的処理 / H_2 / 中和処理
研究概要

電位分布が均一となる円筒型リアクターを作製し、外部(ステンレス)円筒を陰極、炭素棒を陽極としてそれぞれ同心円状に配置して用い、微生物を固定した場合としない場合とで種々の操作条件に対する処理水質を比較・検討した。また、電極系内のイオン移動に対する理論的解析を併せて行い、以下の結果を得た。
1.炭素電極を用いることにより、陽極での酸素生成が主に二酸化炭素の生成に変わる。したがって、リアクター内部のORPは-200mV以下の嫌気状態となり、+100〜200mV前後の地下水の処理に際しても脱窒反応が進行しやすい条件となる。
2.通電により陰極表面で生成される水素は脱窒反応の電子供与体として利用され、地下水中の硝酸イオンが除去される。硝酸除去量はこれまでの実験条件では電流値が大きいほど大きかった。また、硝酸イオンの除去に伴うpH上昇は1)の陽極における二酸化炭素(及び重炭酸イオン)の生成によって抑制され、結果的に処理水は中和される。
電極系内の物質移動に対する理論的検討から、電解質濃度が種々変化した場合の系内電位分布、pH分布、硝酸イオンの移動速度、脱窒速度等の変化量を求めた。特に、無機炭素濃度が数mMになると、脱窒菌固定電極系内のpHはその緩衝作用によってpH10前後から中性付近の値となる。
なお、本処理法の最適設計・操作条件については、電極の消費電力量を含めて現在検討中である。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Y.Sakakibara et al: "Denitrification and neutralization with an electrochemical and biological reactor" Poster Abstract reprint book of IAWQ 17th Biennial International Conference. BP007 (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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