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減退記憶理論による地盤中の非線形地震波動伝播特性と減衰の評価

研究課題

研究課題/領域番号 05750534
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 建築構造・材料
研究機関東北大学

研究代表者

薛 松涛  東北大学, 工学部, 助手 (70236107)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
700千円 (直接経費: 700千円)
1993年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード地震動 / 減衰 / 減退記憶 / 記憶関数 / Attenuating Neighborhood / 影響関数
研究概要

構造物の設計において地震動入力の正確な評価は重要であり、そのために必要な点の一つとして、地盤中の地震波動の伝播と減衰に関する理論が挙げられる。本研究では、地盤の材料非線形特性及び減衰性に起因する現象を対象とし、非線形粘弾性体に対して、とくに減退記憶理論及びAttenuating Neigbhood理論による一般的な構成則に関する新しい理論を導出し、それにより非線形地震波動伝播と減衰の特性を明らかにすることを全体の目的としている。
平成5年度では、これまでに理論的に導出してきた減退記憶を伴う非線形粘弾性体の一般的な構成則及び空間領域での減衰理論のAttenuating Neigbhood理論を用いて、地震波動の減衰特性について検討した。
時間広域(周波数領域)の地震波動伝播及び減衰などの特性を把握するために、記憶関数を用いて考察してきた。今まで、理論的な解の誘導及び考察などについて行ってきたが、実際の地震波動の減衰などを計算するために、数値解法などを提案し、更に応用手法について論じ、応用例についても、説明した。(発表論文1)
それと同時に、地震波動をより正確に取り扱うために、時間領域での伝播・減衰について討論するだけでなく、空間領域(波数領域)での波動減衰を扱うために、新たにAttenuating Neighhood理論を提案し、波動方程式及びその解を誘導し、空間領域での波動減衰を理論的に説明した。(発表論文2)

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 薛松涛(他3名): "減退記憶理論による粘弾性体中の波動減衰(その2)三次元粘弾性体の記憶関数について" 日本建築学会構造系論文報告集. 第454号. 9-14 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 薛松涛(他2名): "Wave Attenuation in Elastic Continuum with Attenuating Neighborhood" Journal of Engineering Mechanics,ASCE. 120-3. (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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