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ヘドニック・アプローチによる建築物設計荷重規定構造の検討

研究課題

研究課題/領域番号 05750535
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 建築構造・材料
研究機関千葉大学

研究代表者

高橋 徹  千葉大学, 工学部, 助手 (10226855)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1993年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード設計荷重 / モデル化 / 経験 / 意志決定 / アンケート調査 / シミュレーション
研究概要

新しい構法の採用や、今後実現の可能性のある超超高層建築物や宇宙空間構造物のような構造物に対しては、従来の経験による荷重決定というアプローチは不十分であり、設計荷動はいかにあるべきか、どのようにして定めるべきかの概念を明らかにし荷重規定システムを明確にしておく必要がある。そこで、専門家に対してアンケート調査結果を行い、これを応用して荷重の規定過程を明確化することを試みた構造物の持つべき安全性に関しては、従来に渡り、現在と同等かより高い安全性を要求されるであろうという認識では回答者の見方がほぼ一致していた。他の項目もおしなべて筆者らが過去に設定したテーブル関数と同様の結果が得られた。これらの結果は筆者らが過去に作成したテーブル関数の形がほぼ妥当なものと評価できることを示していよう。アンケート項目の中で特に見解が分かれたのは施工(組立)作業者の資質(技術水準)の推移に関してである。どの回答者も現時点を基準にして回答しようとしているが,将来の評価に関しては,大まかに分けて,2種類の傾向に分類できた。すなわち、将来に渡り作業者の資質は現在以上のレベルで推移するであろうと考えているグループと、現状の技能水準は維持できないであろうと考えているグループである。これらのグループについて、回答対象としている構造物を比較すると、興味深い違いが現われた。この結果から類推すると、極端な場合、信頼性手法の適用可能な建築物が限定されるという状況も考えられるが、アンケート結果には楽観論と悲観論が並立しているようにみえた。この問題については、今後の検討課題としたい。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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