市街地における地表面粗度形状の定量的な評価を行うために、日本における代表的な市街地を幾つか選び、地図や航空写真から地上の建物形状を読み取り、また、現地調査等を行うことによって地表面の建物の形、大きさ、分布等のデータベースをコンピュータ上に作った。次に、そのデータベースを使って粗度形状を表わす種々のパラメータの値を定量的に評価し、市街地における地表面粗度形状の特徴を明らかにした。さらに、市街地上空の気流性状を数値計算により予測するために必要な、地表面境界における粗度パラメータの値と市街地形状との関係を求めた。
|