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Ni-Al基系B2規則相の相分離に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05750589
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 金属物性
研究機関東北大学

研究代表者

貝沼 亮介  東北大学, 工学部, 助手 (20202004)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードCu-Al-Ni系 / 状態図 / B2相 / 2相分離 / 熱力学的解析 / 副格子モデル / 熱分析 / TEM
研究概要

Ni-Al系及びCu-Al系には、bcc相が広い範囲で存在するが、NiAl-Cu_3Alの擬2元系には、bccc相同士の2相分離が報告されている。本研究では、Ni-Al-Cu系のCu側の状態図を実験的に明らかにするとともにNiAl-Cu_3Al擬2元系に現れるbcc相同士の2相分離を詳細に調査し、この2相分離の生成原因について解明することを目的とする。実験の結果、以下の点を明らかにした。
(1)状態図の決定:fcc-alpha相、bcc-beta相、gamma相及びNiAl-beta相について、700℃の相平衡を明らかにした。この結果、すでに報告されているようなNiAl-Cu_3Al擬2元系上におけるbcc相内の2相分離の存在が確認された。
(2)bcc相内の2相分離:NiAl-Cu_3Al擬2元系上におけるbcc相内の2相分離についてDSCによる解析も行った。また、構成相を明確にするために高温ステージによるTEMその場観察を行った。その結果、この相分離がB2相同士で生じていることを明らかにした。
(3)熱力学的解析:このB2相同士の相分離の原因を解明するため、CuがNi、Al両サイトに入ると仮定した副格子モデル(Ni,Cu)(Al,Cu)により、モデル計算をおこなった。その結果、たとえ基本2元系に相分離が存在せずとも、NiAl相が極めて熱力学的に安定である場合、3元系に島状2相分離が現れることが分った。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] R.Kainuma: "Miscibility Gap of B2 Phase in the Cu-Al-Ni System" Metallurgical Transactions,. 発表予定.

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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