• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

超音波ケフレンシ解析による複合材料の構造評価

研究課題

研究課題/領域番号 05750625
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 複合材料・物性
研究機関九州大学

研究代表者

岡部 弘高  九州大学, 工学部, 助手 (90221142)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードケフレンシ / セプストラム / 超音波 / 自己相関 / 非破壊検査 / CFRP
研究概要

強靭性・軽量性を生かして航空機、宇宙機器などの先端技術産業を始め、非常に多くの分野で用いられているCFRP(炭素繊維強化プラスチック)の構造評価にパワースペクトルをフーリエ変換したケフレンシー領域での解析を応用し、高分解能化が可能でることが分かった。詳細には、以下の通りである。
右図上段にCFRP試料(テフロンシートは疑似層間剥離である)と超音波トランスデューサの配置と超音波パルスの反射の様子を、同図中段には反射波の波形(時系列データ)を、同図下段にケフレンシ解析でも最も単純な自己相関を示した。中段では、CFRP底面とテフロンシート表面からの反射が両方観測され、その振幅は同じ程度であった。下段の自己相関では、あるケフレンシーで特徴的ピークを示している。中央の2つのピークは「CFRP試料の底面とテフロンシート上の表面」と「CFRP試料の底面とテフロンシートの下の表面」の間隔に対応しており、音速を考慮してテフロンシートの位置および厚さを計算することが出来る。更に自己相関の2次元イメージングを行って、ある深さに対応する欠陥像を複数得ることにより、3次元的構造評価が可能であった。また、パワースペクトルを測定系の特性関数で規格化することによって、より高いS/N比および高精度のデータを得ることができることも判明した。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi