Bacillus pumilusのキシロシダーゼII遺伝子xynC領域の制限酵素切断部位を決定し、下記に示す制限酵素地図を作成した。 昨年度の結果より、PstI側にN末端領域が存在することが分かっている。xynC領域のC末端を決定するため、昨年度構築したキシロシダーゼII高発現プラスミド pUC19-xynCのKpnI側からデレーションクローンを作成し、デレーションと活性の関係を調べた。SpeIから850bデレーションしたクローンま分解活性があった。キシロシダーゼIIの分子量は、57、000であるので上図の点線部分にxynC領域が存在すると判断した。xynC領域をベクターであるpBluescriptIIにサブクローニングし、各種制限酵素及びエキソIII-マングビーンヌクレアーゼを用いてデレーションクローンを作成した。これらのクローンを用いて、塩基配列を調べたところ、EcoRIからSpeIの領域で両方向の塩基配列を決定できた。この領域の1フレームにおいてEcoRIから560bの領域で終止コドンがなく、SpeIから850bのところに終止コドンが存在した。そこで、N末端部分のPstIからEcoRI領域の塩基配列を決定中である。また、純化したキシロシダーゼIIを得ているので、N末端領域のアミノ酸配列を決定中である。
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