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ダイズの乾物生産特性およびN蓄積の品種間差異

研究課題

研究課題/領域番号 05760017
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 作物学
研究機関滋賀県立短期大学

研究代表者

白岩 立彦  滋賀県立短期大学, 農学科, 助手 (30154363)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードダイズ / 窒素固定 / 窒素蓄積 / 根粒 / 乾物生長 / アセチレン還元法 / 差引法 / 品種間差異
研究概要

様々な生育特性を持つダイズ15品種を、根粒非着生ダイズT201とともに圃場栽培した.1品種につき15m^2の区を2反復設けた.生育期間中,4回にわたって地上部を採取し,全乾物量と全窒素含量を調査した.また3回にわたって生育中庸な2個体を選んで,アセチレン還元活性,根粒乾物重および根重を測定した.得られた結果から,乾物生産過程およびアセチレン還元法と差引法の両方による窒素固定活性を求め,これらの品種間差異について検討した.
根粒重当たりアセチレン還元活性ならびにm^2当たり根粒乾物重には品種間差異が認められたが1m^2当たりアセチレン還元活性にみられる品種間差異は主として,根粒乾物重の変異に起因していた.差引法によって求められる窒素固定活性にも品種間差異が認められ,異なる2つの方法による窒素固定活性推定値は有意な相関を示した.
品種,生育時期をこみにした場合,窒素固定活性(DNF gN/m^2/day)は子実肥大始(R5)までは地上部の生育量と直線的な関係(DNF=0.0017×TOPDW,r2=0.92)を示しながら増加した.しかしR5を過ぎるとDNFは低下する傾向にあった.
品種ごとにみた場合のDNFでは,R5までは新しい品種が旧品種に比べて優る傾向があったが,それには地上部の生育量が大きいことと地上部重あたりの窒素固定活性が高いことの両方が関連するようであった.R5以後のDNFにも品種間差異が観察され,4つの旧品種が早くからDNFを低下させた.これらの品種については根粒重が早くから低下する傾向が観察された.

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] T.SHIRAIWA,T.R.SINCLAIR and U.HASHIKAWA: "Variability in nitrogen fixation activity among soybean cultivars grown under field conditions" 日本作物学会紀事. 63. 111-117 (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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