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デジタル地理情報を用いた植物種の分布とそれを規定する気候要因の解析

研究課題

研究課題/領域番号 05760037
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 園芸・造園学
研究機関国立環境研究所

研究代表者

恒川 篤史  国立環境研究所, 水土壌圏環境部, 主任研究員 (60227452)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード植生 / データベース / 気候要因 / 自然環境保全基礎調査 / 植物種 / 分布 / 二次メッシュコード / 植生調査表
研究概要

まず以下のようなデータファイルを作成した。
・植生調査表データファイル:植生調査表の記載事項がすべて含まれている。本年度は環境庁の第3回自然環境保全基礎調査により収集された3440地点の植生調査表をデジタル化した。
・メッシュコードデータファイル:5万分の1の地形図の図幅名、地図中の位置(上下左右)、および二次メッシュコード。
・自然環境データファイル:年平均・最寒月・最暖月平均気温、暖かさ・寒さの指数、年・寒候期・暖候期降水量、積雪深、植生・地形・地質・土壌分類、平均標高などが含まれている。
つぎに、このデータファイルを対象として以下のようなプログラムを開発した。
・植物種名を入力すると、それが出現する地点の図幅名および地図名の位置を出力する。
・図幅名および位置を入力すると、その二次メッシュコードを出力する。
・二次メッシュコードを入力すると、その地点の自然環境データが出力される。
・二次メッシュコードを入力すると、日本地図にその地点上が表示される。
このシステムを用いて試験的にハイマツ・ブナ・シラカシ・クスノハカエデについて、分布図の作成および出現地点の各種気候値の算出をおこなった。その結果、作成された分布図によりそれぞれの種の分布特性が把握された。またこの分布を規定する要因としては、降水量では大きな違いは認められず、おもに気温要因によって説明されることが示された。
今後、さらに本格的な解析をすすめていく予定である。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Tsunekawa: "Effects of Climatic Change on the Vegetation Distribution in Japan" J.Agr.Met.48(5). 867-870 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 恒川篤史: "UNEP/GRIDとグローバルデータベース" 造園雑誌. 57(1). 44-49. (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 伊藤・武内・井手・加藤・恒川・斉藤: "緑地の持つ環境保全機能の評価と解析支援システムに関する研究" 造園雑誌. 56(5). 319-203 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 大政・恒川・福原監訳: "生物圏機能のリモートセンシング" シュプリンガー・フェアラーク東京, 397pp. (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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