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大腸菌細胞の形態形成・細胞分裂の制御機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 05760063
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 応用微生物学・応用生物化学
研究機関東京工業大学

研究代表者

和地 正明  東京工業大学, 生命理工学部, 助手 (90192822)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード大腸菌 / cafA / RNaseE / ams / mukA / カルシウム / 細胞周期
研究概要

cafA遺伝子の破壊株cafA::catを構築し、その細胞分裂や染色体分配に異常がないことを落射蛍光顕微鏡により確認した。cafA遺伝子と相互作用する因子を細胞分裂変異株の中から検索した。その結果、RNaseEの変異株ams1の温度感受性がcafAプラスミドによって部分的に回復されることを見い出した。また、ams1 cafA::catの二重変異株ではその温度感受性が増強されていた。これは、CafA蛋白質がRNaseE様の活性を持つことを示唆している。さらに、mukA変異株がcafAの過剰発現により死滅することを見い出した。同様な性質を示しmukAプラスミドによって部分的に回復するM21株を新たに分離した。
大腸菌の細胞周期におけるカルシウムの役割を明らかにするために、培地中のカルシウムに対して異常な反応を示す変異株を探索した。その結果、カルシウム感受性を示すCS2-29株、カルシウム依存性を示すSH3450株を分離した。CS2-29株のカルシウム感受性にかかわる変異を相補する遺伝子を、コスミドクローンを用いてクローン化した。クローン化した遺伝子をプローブとしてKoharaの大腸菌染色体整列クローンに対してハイブリダイゼーションを行うことによってマッピングした。同様に、SH3450株のカルシウム依存的増殖にかかわる遺伝子について、クローン化、マッピングを行なった。今後、得られた遺伝子の構造決定、遺伝子産物の同定を行なう予定である。さらにカルシウムに関する変異株を探索し、いくつかの候補株を得た。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Y.Okada et al.: "Cytoplasmic axial filaments Escherichia coli cells:possible function in the mechanism of chromosome segregation and cell division." J.Bacteriol.3. 917-922 (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] T.Kataoka et al.: "Fully methylated oriC with negative superhelicity forms an oriC-membrane complex before initiation of chromosome replication." Biochem.Biophys.Res.Commun.194. 1420-1426 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] M.Matsuhashi et al.: "Functions of penicillin-binding proteins and their regulation." 50 Years of Penicillin Application. 305-323 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] M.Matsuhashi et al.: "Septum peptidoglycan synthesis in vitro in Escherichia coli:reconstitution of the PBP3-FtsW system on the membrane." 50 Years of Penicillin Application. 345-352 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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