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蛋白性アミラーゼ阻害剤の活性および特異性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05760080
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 応用微生物学・応用生物化学
研究機関大阪府立大学

研究代表者

川口 剛司  大阪府立大学, 農学部, 講師 (70195056)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードアミラーゼ / アミラーゼ阻害剤 / 特異的阻害剤
研究概要

まず放線菌の生産する蛋白性アミラーゼ阻害剤T-76の大腸菌における発現を目的として、実験を行った。T-76の構造遺伝子をpUC18のlacプロモータの下流に連結し、発現用ベクターを作製した。このプラスミドを用いて大腸菌を形質転換し、得られた形質転換株をIPTGを含む培地で培養したところ、菌体内にT-76阻害剤の生産が確認された。さらに、種々の宿主を検討したところ、宿主としてE.coli JM105株を用いたときに最も生産性が高く、培地など培養条件の検討を行った結果、最高で13mg/1の発現量を示した。
一方、放線菌による発現も同時に行った。放線菌用ベクターpIJ702、pSEV4を用いて、阻害剤発現用ベクターを構築した。これらのベクターを用いて放線菌S.lividans TK24株を形質転換したところ、培養液上清に強いアミラーゼ阻害活性が認められた。さらに培養条件の検討を行った結果、最高400mg/1の生産量を示した。この発現量は以降の部位指定変異の手法を用いた詳細な実験に十分な量であると考えられる。また、大腸菌、放線菌で発現した組み換えT-76阻害剤は野生型阻害剤と分子量的に全く同一であり、両者ともアミノ末端からのアミノ酸配列は野生型のそれと全く同じであることから、シグナル配列が親株と同じ箇所で切断されていることが明らかとなった。これは、以後の実験に有利な点である。現在、これらの発現産物の所在や性質の野生型阻害剤との比較を行っている。また、発現産物の簡便な精製法を確立するための実験も平行して行っている。さらに、合成オリゴヌクレオチドを用いた部位指定変異や、ランダム変異の導入にも着手しつつあるところである。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Jun-ichi Sumitani: "Molecular cloning and expression of proteinaceous a-amylase inhibitorgene from Streptomyces nitrosporeus in Escherichia coli." Biosci Biotech Biochem. 57. 1243-1248 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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