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フグ毒耐性生物のナトリウムチャンネルの構造と機能に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05760089
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 生物生産化学・応用有機化学
研究機関東北大学

研究代表者

山下 まり  東北大学, 農学部, 教務職員 (50192430)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードフグ毒 / ナトリウムチャンネル
研究概要

フグ毒テトロドトキシン(TTX)は電位依存性Na_+チャンネルに特異的に結合し不活性化するが、フグが体内のTTXに耐性を示す機構は解明されていない。我々は、Na_+チャンネル上でTTXと同一部位に結合するサキシトキシンの解離定数を調べ、フグでは他の生物より大きいことを見い出した。この特性は、構造に由来すると考えられたので、フグ筋肉Na_+チャンネルをクローニングし、一次構造を明らかにすることを目的として本研究を行った。まず、ランダムプライマーを用いてヒガンフグ筋肉の全RNAからcDNAを合成し、既報の電位依存性Na_+チャンネルの塩基配列を参考にして設計したプライマーを用いてPCR法を行った。これにより得られた断片をクローン化し、複数個のクローンについて塩基配列を解析した結果、これらがフグ由来のNa_+チャンネルの一部であること、また、2種以上のサブタイプが存在することが推定された。次に、これらをプローブとしてランダムプライマーを用いたフグ筋肉由来のcDNAライブラリーをスクリーニングし、陽性クローン得た。このクローンの塩基配列を基にプライマー延長法を用いて上流域を得た。また、同クローンの一部をプローブとして、オリゴdTを用いたcDNAライブラリーから下流域を得た。現在、TTXの感受性を決定すると報告されている領域のアミノ酸配列を含め、解析を進めている。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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