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樹幹表面成長応力の発生機構に関する微視力学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 05760135
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 林産学
研究機関名古屋大学

研究代表者

山本 浩之  名古屋大学, 農学部, 助手 (50210555)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード成長応力 / 細胞壁 / ミクロフィブリル傾角 / セルロースミクロフィブリル / 仮道管 / 木繊維 / マイクロメカニクス / 木化
研究概要

まず、従来の微視力学的な細胞モデルを、新たに二次壁外層(S1)を有するモデルへと発展させた。そして、従来から我々が提唱している仮説("統一仮説"、奥山ら(1993))を細胞モデルに適用することにより、二次壁(S1+S2)の成熟(木化)に伴う細胞の自由寸法変化を与える式(時間に関する微分方程式)を導出した。そして、樹木生化学における知見(藤田稔ら(1978))や顕微鏡レベルでの形態学的特徴の実測結果に基づいて、方程式中のパラメータを具体的かつ定量的に決定し、二次壁成熟に伴う細胞の寸法変化(観測的には巨視的な意味での表面成長応力解放ひずみに相当する)を具体的に計算した。得られた計算結果は、実測結果と詳細に比較された。
以上により、単一の繊維細胞壁に発生する成長応力(微視的レベルでの成長応力)を、繊維細胞の集合体としての樹木木部の発生する表面応力(巨視的レベルでの成長応力)に演繹できることが確認された。このことは、細胞壁における成長応力は、"統一仮説"に基づいて発生するということを裏付けている。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 山本浩之: "あての程度の定量化(その二)" 木材工業. 49. 20-23 (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] H.YAMAMOTO: "Micromechanics of Growth Stress Generation in Wood Cell Wall." Proc.4th Int.Conf.Residual Stress,in Printing. (6月予定). PP.9- (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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