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軟弱地盤上の構造物の情報化施工に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05760187
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 農業土木学・農村計画学
研究機関岡山大学

研究代表者

西村 伸一  岡山大学, 農学部, 助手 (30198501)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード一次圧蜜 / 二次圧蜜 / 軟弱地盤 / 逆解析 / 沈下予測 / 有限要素法
研究概要

1.三笠の圧密理論,Barronの近似理論,有限要素法による圧密解析手法に最小自乗法を適用した圧密逆解析プログラムを開発した。最小自乗法では,非線型計画法の一手法であるGauss-Newton法,修正Marquardt法を用いた。ここで,圧密解析においては一次圧密のみならず,二次圧蜜を考慮できるようにした。また,圧蜜過程において生じる地盤に働く浮力の効果を考慮できるようにした。
2.原位置において得られている沈下板,層別沈下計による沈下計測値に関して検討を行った。各計測値は計測開始時期が異なるため,特に今回は計測の初期値の取り扱いに留意した。
3.開発した手法を原位置の計測データに関して適用した。解析対象地盤のとしては二次元的な沈下を生じている部分と一次元的な沈下を生じている部分を選んだ。今回特に主眼においた考慮点は次の3点である。
(1)どのくらいの観測期間を設けたら近い将来(圧蜜度90〜100%程度の時点)の沈下予測が行えるか。
(2)同定されたパラメータを近隣構造物の沈下予測に適用できるか。
(3)長期の残留沈下を支配する二次圧蜜に関するパラメータが決定できるか。
これに関して次の結論を得た。(1)に関して,一次元的な沈下に対しても,二次元的な沈下に対しても,本解析対象地盤に関しては盛土施工後100日程度(圧蜜度60〜70%程度)の観測期間で,同定されたパラメータの値は一定になる。(2)に関して,近隣構造物の荷重強度が同程度なら同定結果はその沈下予測に用いることができる。(3)に関して,二次圧蜜のパラメータは一次圧蜜度が80〜85%になった時点から同定が可能である。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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