• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

迷走神経切除がニワトリ膵島細胞に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 05760222
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 基礎獣医学・基礎畜産学
研究機関信州大学

研究代表者

平松 浩二  信州大学, 農学部, 助手 (80238386)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード迷走神経 / 膵島 / 細胞動態
研究概要

ニワトリ膵島における細胞動態に対する迷走神経の関与を証明するために、本研究は実施された。腺胃の高さで迷走神経を切除し、1週間後にチミジンの誘導体であるBrdUを腹腔内に投与した。麻酔下で供試鷄を灌流固定後、膵臓を摘出し、定法により凍結切片を作製した。なお対照群は無処置とし、屠殺前にBrdUを投与し供試した。本研究より得られた結果は以下の通りである。
1.膵島ホルモン(インスリン、グルカゴン、ソマトスタチン)に対する抗体を用いて免疫組織化学的手法により、膵島細胞を検出した。膵島細胞の配列については処置群と対照群の間に相違は認められなかった。しかしソマトスタチン免疫反応陽性細胞は迷走神経切除後増加する傾向にあった。なおこの結果については現在、画像解析装置を用いて詳細に検討中である。
2.神経ペプチド(血管作用性腸ペプチド、ガラニン)に対する抗体を用いて免疫組織化学的手法により膵島に分布する自律神経を検出した。これらの神経ペプチドを含有する自律神経は、B島に豊富に分布しているが、迷走神経の切除はそれらの分布様式に変化をもたらさなかった。
3.BrdUに対するモノクローナル抗体を用いて、膵島細胞におけるBrdUの取り込み(S期細胞の同定)について検討した。処置群と対照群共に膵島においてBrdUを取り込んだ細胞は非常に少数であり、両群の間にS期細胞数の差は認められなかった。陽性対照の腸管上皮及び精巣では多くの細胞でBrdUの取り込みが認められたことより、実験条件(BrdUの投与期間、投与量等)を変えて検討する必要があると思われる。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi