• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

副腎髄質細胞における分泌顆粒動態の誘電スペクトル解析

研究課題

研究課題/領域番号 05770031
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 生理学一般
研究機関高知医科大学

研究代表者

安藤 元紀  高知医科大学, 医学部, 助手 (20222789)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード誘電率 / 導電率 / インピーダンス / クロマフィン顆粒 / 表面電荷 / shellモデル
研究概要

誘電スペクトル解析法により,単離副腎クロマフィン顆粒の誘電挙動を調べ,顆粒限界膜および内相の電気的パラメータの推定を試みた.
1.形態計測
(1)単離クロマフィン細胞の体積変化を最小限にとどめる電顕用固定液の浸透圧条件を調べたところ,細胞を懸濁している溶液よりやや高めに設定する必要のあることが判明した.
(2)(1)で設定した固定液を用いて電顕レベルでの単離クロマフィン顆粒の形態計測をおこない,さらにステレオロジー理論に基づて顆粒直径の真の分布を推定した.
2.誘電測定および理論解析
(1)10kHz-500MHzにわたる精密誘電測定をおこない,クロマフィン顆粒の誘電スペクトル特性を確定した.
(2)形態計測データを用いて,“one-shell"モデルにより理論解析したところ,実測値を十分に再現することはできなかった.これは顆粒限界膜が単純な一層の“shell"で説明できないことを意味する.
(3)単離クロマフィン顆粒を低イオン強度溶液中に懸濁した場合,顆粒限界膜の表面電荷に起因するsurface conductivityを取り入れた“multi-shell"モデルにより,はじめて実測誘電挙動を再現できた.

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] K.Kozakura: "Dielectric analysis of the rat thyroid gland by modeling the follicle as a key structure." Jpn.J.Physiol.43. 566- (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] T.Yamashiro: "Dielectric spectroscopic monitoring of the formation of lung edema by use of a surface electrode." Jpn.J.Physiol.43. S120- (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi