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平滑筋及び非筋細胞におけるカルデスモンの転写調節

研究課題

研究課題/領域番号 05770077
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 医化学一般
研究機関大阪大学

研究代表者

林 謙一朗  大阪大学, 医学部, 助手 (90238105)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1993年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードカルデスモン / アクトミオシン系制御 / 平滑筋細胞 / プロモーター / エンハンサー / 転写制御
研究概要

ニワトリ・カルデスモン(CaD)遺伝子の5'‐上流域の解析を進めた結果、砂嚢筋型CaDmRNAの5'‐noncoding領域は3つエクソン(エクソン1a-1、1a-2及び1a-3)から成り、エクソン1a-3は翻訳開始コドンを含む。また脳型CaDmRNAの5'‐noncoding領域および翻訳開始コドンはエクソン1bにコードされており、これらのエクソンは1a-1、1a-2,1a-3,そして1bの順序で配置されていることが判明した。プライマーエクステンションおよびchick embryo fibroblast(CEF)を用いたCATアッセイによりエクソン1a-1および1bの上流域はそれぞれ独立したプロモーター(砂嚢筋型と脳型)であることを明らかにした。CATアッセイおよび特異的プローブを用いたノーザンブロットにより砂嚢筋型プロモーターは強力な転写活性を示した。これに対し脳型プロモーターの転写活性は弱い。砂嚢筋型プロモーターの詳細な解析を行った結果、組織特異的な転写を制御している地域の同定に成功した。転写開始サイトから上流‐217までがプロモーターの基本構造で、‐372から‐218が制御領域である。制御領域は抑制領域(‐372から‐346)と活性化領域(‐315から‐218)の2つのドメインから成る。この活性化領域のみをクローニングしたプラスミドを用いたin vivoコンペティションアッセイによりプロモーター活性の抑制が認められた。これらの結果からCaDの組織特異的な発現は活性化領域内に存在するシス因子とこれに結合するトランス因子によって制御されていることが示唆された。また、この活性化領域を逆方向にしてもプロモーター活性は影響されないことからエンハンサーであると考えられる。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Sobue,K.: "Molecular approach for smooth muscle differentiation: association of caldesmon isoformal interconversion with phenotypic modulation of smooth muscle cells" Biomedical Res.14. 147-153 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] Haruna,M.: "Common structual and expressional properties of vertebrate caldesmon genes" Biochem.Biophys.Res.Commun. 197. 145-153 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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