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真核細胞のアルギニン特異的ADP-リボシル転移酵素のcDNAクローニング

研究課題

研究課題/領域番号 05770080
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 医化学一般
研究機関島根医科大学

研究代表者

土屋 美加子  島根医科大学, 医学部, 助教授 (90188582)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード翻訳後修飾 / ADP-リボシル転移酵素 / cDNAクローニング
研究概要

この研究の目的はアルギニン特異的ADP-リボシル転移酵素の一次構造をcDNAクローニングよって決定し、その妥当性を組換体タンパク質の転移酵素活性を検出することによって示すことである.申請者は混合オリゴヌクレオチドを用いたPCRによってすでに得られていた400bpのDNA断片以外のcDNA配列について5'及び3'RACEを試みると同時に骨髄細胞cDNAライブラリーのスクリーニングをすることによって停止コドンおよびpoly(A)tailを含む約1.4kbのDNAの配列を決定した.これに基づくアミノ酸配列は、精製酵素から得られたN末端を含む複数のペプチド配列とほぼ一致した.開始コドンの候補となるATGは存在するが、その5'側に停止コドンがあるかどうかはまだ明らかでない.このcDNAを用いてGSTとの融合タンパク質として組換体酵素を発現させた.予想される大きさの、酵素に対する抗体と反応するタンパク質が検出されたが、不溶性で活性を持たなかった.しかし、昨年報告されたウサギ骨格筋のアルギニン特異的ADP-リボシル転移酵素の配列と高い相同性を示す部分があることから、得られたcDNAは目的の酵素のものである可能性が高い.また、リンパ球の細胞表面に存在する機能の不明なタンパク質がこの部分の配列を持つことが分かった.現在真核細胞での酵素活性をもつ組換体タンパク質の一過性の発現を試みている.また今後リンパ球細胞表面のタンパク質がアルギニン特異的ADP-リボシル転移酵素活性を持つか否かを調べることは、今回発見した共通配列がこの酵素に特異的であることの確認、および新しい酵素の発見の2点において重要であると考える.

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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