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ヒト好中球のロイコトリエンB4omega水酸化酵素の機能ならびに発現調節

研究課題

研究課題/領域番号 05770091
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 医化学一般
研究機関福山大学

研究代表者

菊田 安至  福山大学, 工学部, 助手 (50224895)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1993年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードロイコトリエンB_4 / omega-水酸化酵素 / 機能 / 発現 / 遺伝子 / 抗体 / 好中球 / ヒト
研究概要

1、cDNAクローニングにより明かとなったヒト好中球のロイコトリエンB_4omega水酸化酵素の一次構造をもとにオリゴペプチドを合成し、これに対する抗血清を作製した。この抗血清を用いて行った免疫組織染織により本酵素の好中球への局在が確認された。また、クエスタンブロットにより本酵素のSDS電気泳動上の見かけの分子量が55KDaであることが確認された。
2、本酵素のcDNAを用いた酵母内発現により酵素を大量に発現させることに成功し、これより精製を行い、単一酵素表品を得た。その結果、精製酵素はSDS電気泳動上の見かけの分子量がウエスタンブロットの結果と同様55KDaで、低スピン型吸収スペクトルを示すチトクロームP‐450であった。また、再構成系によりターンオーバーレート15.7nmol/分/nmolp-450のロイコトリエンB_4omega水酸化活性を示した。
3、本酵素のヒト体内での分布をノーザンブロッティングにより調べたところ、肝臓ならびに腎臓でバンドが確認された。しかしながら、これらの臓器のロイコトリエンB_4水酸化活性はKm値が異なると考えられているため、全く同一の酵素である可能性は低い。現在これらの臓器のcDNAライブラリーよりcDNAクローニングを行い、その全一次構造の決定を行っている。
4、本酵素のcDNAをプローブにヒトゲノムライブラリーのスクリーニングを行い、制限酵素サイトマップが全く異なるいくつかのクローンを得た。また、同プローブを用いて行ったサザンブロティングでも複数の類似の遺伝子の存在がヒトで示唆された。現在得られたクローンより好中球のロイコトリエンB_4omega水酸化酵素の遺伝子を選び出し、その解析を行っている。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Yasushi Kikuta: "A novel form of cytochrom R450 family4 in human polymorphonuclear leukocytes." Journal of Biological Chemistry. 268. 9376-9380 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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