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出芽酵母を用いた生理活性脂質の受容体遺伝子単離法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 05770096
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 病態医化学
研究機関東京大学

研究代表者

粂 和彦  東京大学, 医学部, 助手 (30251218)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード出芽酵母 / 発現クローニング / G蛋白質
研究概要

今年度は、研究計画に沿って実験を行い、以下の結果を得た。
1.酵母のGalphaタンパク質(GPA1)欠損株(名古屋大学理学部・松本邦弘教授より供与)にラットGsalphaタンパク質と、モルモットGi2alphaタンパク質を、酵母発現ベクターに組み込み、導入したところ、Gsalphaでは機能相補が認められたが、Gi2alphaでは、相補できなかった.発現量を、増やすために、5'非翻訳領域をほぼ完全に取り除き、多コピー型で強力なプロモーターを持つベクターを使用しても、やはり、機能相補は認められなかった.
2.そこでGi2alpha蛋白質を酵母内で機能させるために、三量体G蛋白質の他のサブユニットを哺乳動物由来のものに置き換えることを目的として、酵母Gbeta(STE4)欠損株にウシGbetaを、酵母Ggamma(STE18)欠損株に、ウシGgammaを、それぞれ導入したが、機能相補は認められなかった.
3.上述の酵母GPA1をラットGsalphaに置き換えたものに、beta-アドレナリン受容体を導入したところ、この受容体のアゴニストであるイソプロテレノールの添加に反応して、酵母の接合ホルモン受容体からのシグナル伝達系が活性化された.このことは、酵母の形態変化と、接合ホルモン誘導性遺伝子(FUS1)の転写誘導により確認された.
以上の結果、現段階でこの発現系は、Gsalpha共役受容体のクローニングには使用可能だが、目的とするGialpha共役受容体のクローニングには使用できず、さらに改変が必要と考えられ、現在、さらに改変を進行中で、今年度は本研究内容の公表には至らなかった.

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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