• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

イヌにおけるインターロイキン-8遺伝子のクローニングと解析

研究課題

研究課題/領域番号 05770167
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 実験病理学
研究機関国立予防衛生研究所

研究代表者

石川 淳  国立予防衛生研究所, 生物活性物質, 研究員 (40202957)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードインターロイキン / インターロイキン-8 / サイトカイン / イヌ / 分子生物学 / 免疫学
研究概要

本研究では、ヒトIL-8遺伝子から設計したプライマーを用いてPCRを行い、イヌの培養細胞および血球細胞から増幅した2.3-kbの断片がイヌIL-8遺伝子である可能性を検討した。
1.イヌ培養細胞(ATCC CCL 34 MDCK)あるいは血球細胞(ビ-グル犬)から抽出した染色体DNAを鋳型とし、ヒトIL-8遺伝子から設計したプライマーを用いてPCRを行った。
2.増幅された2.3-kb断片をpUC118に連結し、E.coliK-12にクローニングした。
3.クローン化断片の塩基配列をジデオキシ法により決定した。
4.ヒトIL-8遺伝子との比較により、遺伝子構造(エクソン、イントロン)を推定した。
5.推定した遺伝子構造に基づき、塩基配列をアミノ酸配列に翻訳し、ヒトIL-8とのホモロジーを調べた。
その結果、クローン化断片はヒトIL-8タンパクに75%の相同性をもつ、101アミノ酸からなるタンパクをコード可能なことがわかった。遺伝子構造は第4エクソンに2アミノ酸の違いがあるの他はまったく同じであった。
6.イヌ末梢血から分離した多形核白血球をLPSにより刺激した。
7.RNAを抽出し、クローン化断片をプローブとしてノーザンブロッティングを行った。
その結果、約1.5-kbのmRNAが検出され、LPSで刺激したサンプルでは無刺激の6倍の発現が観察された。
以上の結果から、イヌにおけるIL-8遺伝子の存在がはじめて明らかになった。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Jun Ishikawa: "Cloning of a canine gene hourologous to the human IL8-encoding gene. 21GC01:Gene" 131. 305-306 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi