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携帯用高性能ガスクロマトグラフ連続分析測定装置の応用と作業環境改善

研究課題

研究課題/領域番号 05770257
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 衛生学
研究機関(財)労働科学研究所

研究代表者

原 邦夫  (財)労働科学研究所, 労働衛生・病理学研究部, 研究員 (40250047)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードガスクロマトグラフ / 有機溶剤 / 連続測定 / 携帯型機器
研究概要

一般的な有機溶剤に含まれる有機溶剤成分について,標準ガスを作成し,本機器と通常のガスクロマトグラフ分析装置とで同時測定を行い,クロスチェックを行った。その結果,定量下限として1ppm前後であることが確認できるとともに,実際の現場で定量分析を行うためのピーク面積を濃度に換算する「濃度換算係数」が得られた。ただし現在までのところ,現行法上作業環境の測定が義務づけられた第1種および第2種の有機溶剤成分全ての「濃度換算係数」は求められておらず,今後求める予定である。
以上の実験室的な検討を踏まえて,数カ所の作業現場で,本機器を用いて有機溶剤の測定を行うと共に,通常行われている分析方法である活性炭管捕集・ガスクロマトグラフ分析も行い,クロスチェックを行った。その結果,本機器を用いれば,一般的な有機溶剤に含まれる有機溶剤成分の管理濃度の1/10の濃度のレベルで,定量可能なことが認められた。その他の有機溶剤成分については今後調査が必要である。
現在までに現れてきた問題点としては,携帯性の面で重量が重いこと,未知検体の定性のためにはカラムの複数化が必要なこと,などが浮かび上がった。現在軽量化として,ノート型パソコンおよび充電器と本体の重量を合計すれば10kg以上であり,電池化等の工夫を行っている。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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