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血清総コレステトロールレベルががん罹患・死亡に及ぼす影響に関する前向き疫学研究

研究課題

研究課題/領域番号 05770268
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 公衆衛生学・健康科学
研究機関名古屋大学

研究代表者

玉腰 暁子  名古屋大学, 医学部, 助手 (90236737)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード血清総コレステロール / がん / コホート / 前向き疫学調査 / 職域集団
研究概要

1.血清総コレステロール値とがん死亡との関連について
1980・81年に25、30、35、40、45、50、55歳に達する職員を対象に某自治体で実施した健診(身体測定、血圧、尿.血液検査など)受診者5,796名をコホート集団として、1991年9月1日まで追跡し、在職中あるいは年金受給中の全死亡者を把握した。追跡不能例は11.8%であった。その結果、死亡の判明したものは131名でがんによる死亡は73名であった。この死亡者に対し、性、年齢、健診受診年、現業・非現業をマッチングし、各々採用年の最も近い2名を対照として設定、nested case-controlの手法で血清コレステロール値とがん死亡との関連を検討したところ、男のがん死亡者では対照に比較し約13mg/dl血清コレステロール値が低く(有意)、また血清コレステロール値が10mg/dl上昇した場合のがん死亡リスクは0.91に減少(有意)した。この負の関連は観察期間を健診後6年目以降に限っても認められた。女では血清コレステロール値とがん死亡との間に関連は認められなかった。
2.血清総コレステロール値とがん罹患との関連について(今年度の進行状況)
在職中死亡は把握されている。在職中のがん罹患は在職中に1週間以上休む場合に提出が義務づけられている診断書が1990年分より入手可能であったので、現在そのコーディングを終了し、コンピュータで使用可能な形に入力中である。また退職者名簿を入手し、1989年以降の健診受診者を対象とした在職者コホート集団(退職までを追跡する)として追跡体制を整備した。
3.今後の計画
1989年以降の健診受診者を対象とした在職者コホート集団(退職までを追跡する)をがん罹患・死亡まで追跡し、血清総コレステロール値のみならず各種健診結果との関連を検討する予定である。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Tamakoshi A.: "Serum cholesterol and cancer mortality in Japanese civil service workers:Findings from a nested case-control study." J Epidemiol. 3. 99-107 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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