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メテルスルフォニルPcBsの発癌抑制に関する応用的研究

研究課題

研究課題/領域番号 05770275
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 公衆衛生学・健康科学
研究機関九州大学

研究代表者

清原 千香子  九州大学, 医学部, 助手 (00169963)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード芳香族炭化水素水酸化酵素 / Ah応答性系統 / Ah非応答性系統 / 発癌抑制 / 酵素阻害 / メチルスルフォニルPcBs / マウス
研究概要

本研究では、発癌感受性の高いAh応答性系統としてはC57BL/6Nを、感受性の低い非応答性系統としてはDDD;Qdjのマウスを用いた。発癌を抑制すると推察される物質(発癌抑制物質)2,3,7,8-tetrachlorodibenzo-p-dioxin(TCDD)あるいはMCとの種々の組合せで腹腔内投与を行った。発癌抑制物質としては、methylsulfonyl polychlorinated biphe-MSF-4,5,3'4'-tetrachlorobiphenyl(3-MSF-TCB)を用いた。Ah応答性系統においては、3-MSF-TCBはMCやTCDD(AHH誘導剤)との同時投与(投与72時間後に屠殺して肝臓のAHH活性を測定)の場合、特にTCDDの場合(AHH阻害は40%)、つよくAHHを阻害していた。また、3-MSF-TCBを投与し、72時間後MCあるいはTCDDを投与し、更に72時間放置後に屠殺し、AHH活性を測定した場合には、3-MSF-TCBはMCとTCDDによる酵素誘導の約35%を阻害していた。逆の投与を行った場合は、MCあるいはTCDDの酵素誘導を更に強める傾向にあった(両者とも約123%)。一方、Ah非応答性系統においては、TCDDとの同時投与の場合のみにAHH阻害(50%)がみられた。また、3-MSF-TCBの前投与でもTCDDの場合のみ40%阻害し、3-MSF-TCBの後投与の場合には、特にMCの場合においては、酵素活性誘導を更に強めている(198%)傾向にあった。以上の結果は、発癌抑制物質のin vivoでの投与でも、以前行った我々のin vitroでの結果と同じように、Ah応答性系統と非応答性系統との間に顕著な相違があることを示唆する。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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