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トロンビン受容体の細胞増殖作用機序の検討

研究課題

研究課題/領域番号 05770327
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 内科学一般
研究機関帝京大学

研究代表者

荻野 良郎  帝京大学, 医学部, 助手 (80185529)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードトロンビン / 受容体 / 細胞内情報伝達 / 細胞増殖 / GTP結合蛋白質 / PI turnover / MAP kinase / ペプチド
研究概要

(1)トロンビン受容体の新N端アナログペプチド合成とその検討
7つの新N端ペプチドに対する1位から6位までのアナログペプチドを70種合成した。1位のアミノ酸変換は著名な失活に関与し、受容体刺激に重要であることが明確となった。また5倍程度の活性増加は2位、3位、6位の変換によりそれぞれ得られ、現在これらの情報から強力なアナログペプチドの検討を行っている。また無活性あるいは低活性アナログの拮抗作用は認められなかった。
(2)受容体抗体による検討
トロンビンによるPI hydrolysisは、新N端受容体抗体により抑制され、この部位がトロンビンによる細胞内情報伝達に重要なことが確認された。また受容体の分子量もWesternblotでは、約62000 Daであった。これにより受容体内に糖鎖の存在が明かとなった。受容体抗体を用いた免疫沈降法により、トロンビン受容体には、Gi2、Gpの2種のGTP結合蛋白質が同時に共役し、Cyclic AMPとイノシトール3リン酸産生に直接的に関与していることが明かとなった。このことより私達の以前の実験で想定された細胞増殖能においてGi2の関与が直接作用であることが明確となった。
(3)MAP kinaseの検討
MAP kinaseの分子に対する2種の領域の抗体産生に成功し現在kinase活性検討中である。
以上によりSuperagonistの合成の可能性が明かとなり、細胞内情報伝達の過程の一部とトロンビンによる強力な細胞増殖作用に関与するGTP総合蛋白の役割が明確となってきた。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Takeru Nose et al.: "Enhancement of thrombin receptor activity by thronbin receptor-Derived heptapeptide with para-fluro phenylalanine in ploce of phemjlaleenine" Biochem.Biophys.Des.Commun.193. 694-699 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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