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炎症性腸疾患に於けるマイコバクテリウム感染の分子生物学的検討

研究課題

研究課題/領域番号 05770355
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 消化器内科学
研究機関高知医科大学

研究代表者

横山 雄一  高知医科大学, 医学部, 文部教官助手 (30243843)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード炎症性腸疾患 / マイコバクテリウム
研究概要

炎症性腸疾患患者の中でもクローン病に於いてしばしば、マイコバクテリウムがその腸組織の長期培養から同定されたり、或いはマイコバクテリウムに対する患者血清中の抗体価よりクローン病に於けるマイコバクテリウムの関与に関しては賛否両論存在している。
今回クローン病患者7人、潰瘍性大腸炎患者9人、コントロール11人から得られた大腸組織からDNAを抽出しマイコバクテリウムに特異的プライマーを用いてpolymerase chain reaction(PCR)を行った。PCRはdenature;94°C for 30 sec,annealing;55°C for 2 min,extension;72°C for 90 secの条件で33サイクル行った。
<結果> マイコバクテリウムを広く検出するプライマー(5´-GAGATCGAGCTGGAGGATCCGTA-3´,5´-GCGGATCTTGTTGACGACCAGGG-3´)をABI社製DNA合成機を使って合成し、これを用いてPCRを行い、できたサンプルをアガロース・ゲル電気泳動にかけサザン・ブロット解析を行った。その結果クローン病患者行7人中7人、潰瘍性大腸炎患者9人中8人、コントロール11人中10人に陽性であった。今回の実験ではマイコバクテリウムの中のどの菌種であるのかは特定できないが大多数の日本人の大腸には何らかのマイコバクテリウムが存在していることが判明した。又現在牛にクローン病と類似した病気をつくることで知られているMycobac-terium paratuberculosisに特異的とされるプライマー(5´-GTTCGGGGCCGTCGCTTAGG-3´,5´-GAGGTCGATCGCCCACGTGA-3´)を用いたPCRを、さらに母数を増やして検討しているところである。少なくとも、現時点でクローン病患者4人がM.paratuberculosis陽性であった。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Y YOKOYAMA: "Mycobacteria in the human intestine" GUT. in press.

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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