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ヒアルロン酸負荷試験の検討-肝類洞皮細胞機能の評価法として-

研究課題

研究課題/領域番号 05770363
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 消化器内科学
研究機関奈良県立医科大学

研究代表者

中林 仁美  奈良県立医科大学, 医学部, 助手 (80211431)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1993年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードヒアルロン酸 / 類洞内皮細胞 / 負荷試験 / 実験的肝障害 / 肝機能検査 / 肝疾患 / 蛍光測定
研究概要

肝類洞内皮細胞の機能を評価する方法として、ヒアルロン酸負荷試験をラット実験的肝障害について試みた。
1、【方法】6-7週令Sprague-Dawley雄性ラット(body waight 200g前後)にgalactosamin(GalN)200mg/kg(body weight)を腹腔内に投与し、急性肝障害を作成した。(1)正常およびGalN投与5,18,24時間後のラットにネンブタールおよびエーテルにて麻酔後、right femoral veinにcanuleを留置し、left femoral veinよりFITC labeled hyaluronate(FITC-HA)2mg/kgを投与した。投与前、投与1,3,5,10,15,20,25,30,40,50,60,90,120分後にヘパリン採血し血漿分離後、血漿0.1mlに0.2MNaClを含む0.1Mphosphate buffer(pH7.8)2.9mlを加え、励起波長495nm、蛍光波長520nmにて蛍光強度を測定した。(2)(1)と同様に正常および急性肝障害ラットについてFITC-HA2mg/kgをfemoral veinより投与し、60分後にportal veinより生食にて肝を潅流後取り出し、0.5%セチルピリジニウムクロリドを含む10%ホルマリンで固定し、パラフィン包埋切片を作成した。切片を脱パラフィン後、無蛍光グリセリン:0.1Mリン酸二カリウムの9:1混合液にて封入し、落射型蛍光顕微鏡にて励起波長500nmで肝へのFITC-HAの取り込みを観察した。
2、【結果】(1)正常ラットでは、血漿中FITC-HAの消失半減期は、約40分であった。急性肝障害ラットでは、GalN投与5時間後(AH5)では正常とほぼ同様の消失曲線を示したが、18時間後(AH18)、24時間後(AH24)では、各時点にぉける血漿の蛍光強度は、正常に比しAH18で約50%、AH24で約80%高くFITC-HAの血中での停滞が見られた。(2)正常およびAH5では、ほぼ同程度にsinusoid内に蛍光が見られたが、AH18、AH24ではsinusoid内の蛍光がより少なかった。いずれにおいても肝細胞内には蛍光は見られなかった。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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