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多発性硬化症の動物モデルに対するミエリレの経口投与.-臨床的.免疫学的検討-

研究課題

研究課題/領域番号 05770433
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 神経内科学
研究機関埼玉医科大学

研究代表者

栗原 一浩  埼玉医科大学, 医学部, 助手 (90245209)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1993年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード実験的アレルギー性脳脊髄炎 / 多発性硬化症 / Oral tolerance / 合成ペプチド
研究概要

多発性硬化症の動物モデルである実験的アレルギー性脳脊髄炎(EAE)において、抗原物質の経口摂取によるOral tolerance(OT)の有効性について検討した。前処置としてLewis ratにGuinea pigのミエリン塩基性蛋白の脳炎誘発性部位にあたる合成ヘプチドを摂取させ、その後Guinea pigの脊髄蛋白を抗原としてEAEを作成し、経過観察を行いOTの有効性を評価した。
アルブミンを摂取させた対照群と、OT施工群として合成ペプチドの少量または多量に摂取させた少量群と多量群について比較した。
1.発症病日:対照群と比較してOT少量群、多量群ともに発症病日に有意な遅れがみられた。また1症例ではOTによりEAEが発症しなかった。2.罹患期間:OT少量群.多量群では対照群と比し罹病期間の有意な短縮がみられた。3.重症度:少量群および多量群は対照群に比べ症状の重症度が明らかに軽度であった。なお抗原摂取の少量群と多量群の間には、発症病日・罹病期間・重症度に関して有意な差は認められなかった。以上のことより、合成ペプチドの摂取によるOTがEAEの発症を抑制し、また重症度を軽減させることが確認され、さらにOTの有効性は、抗原摂取量に依存しないことが推定された。
さらに、0Tの機序を明らかにすることを目的に、細胞性免疫学的アプローチとしてリンパ球サブセット動態を軽時的に測定したが、今回の研究では明らかな変化はみられなかった。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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