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混合培養系を用いた血管内皮細胞由来物質による心筋細胞障害発症機序に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05770462
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 循環器内科学
研究機関京都大学

研究代表者

的場 芳樹  京都大学, 保健診療所, 助手 (70239135)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード心筋細胞 / 血管内皮細胞
研究概要

今回の研究計画に関連して下記に述べる二つのプロジェクトが終了、もしくは現在進行中であり、ここに報告する。
1)今回の研究計画の仮説を提唱するうえでの基礎となる血管内皮細胞内でのウイルス増殖に関する分子生物学的研究が終了し発表された。この結果、以前我々が報告した心筋細胞内でのウイルス増殖と同じウイルス遺伝子が血管内皮細胞でのウイルス増殖にも関与していることが明らかとなり、ウイルス性心筋炎の際にウイルスの心筋細胞への直接障害に加えて、ウイルスにより感染した血管内皮細胞より放出された物質により心筋細胞障害が修飾される可能性に関する実験的な証拠が得られた。
2)今回の研究計画に従い^<51>Crを用いて混合培養系での心筋細胞障害を検討した結果、次の二点が問題となった。トランスウェルの上層部の血管内皮細胞の状態が顕微鏡下で観察できないこと、並びに下層の心筋細胞から放出された^<51>Crが上層の血管内皮細胞に取り込まれることにより上清中の^<51>Cr量が心筋細胞障害を反映しないことである。これらの問題点は、新しく開発された顕微鏡下で観察可能なトランスウェルを用いること、並びに^<51>Crの代わりに上清中のCPK、LDHを測定することにより心筋細胞(CPK、LDH)と血管内皮細胞(LDH)の障害を定量可能となることで解決した。現在この改良点をふまえて研究が進行中である。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Suzuki H,Matsumori A,Matoba Y et al.: "Enhanced expression of superoxide dismutase messenger RNA in viral myocarditis" The Journal of Clinical Investigation. 91. 2727-2733 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] Matoba Y,Colucci WS,Fields BN Smith TW: "The reovirus M1 gene determines the relative capacity of growth of reovirus in cultured bovine aortic endothelial cells" The Journal of Clinical Investigation. 92. 2883-2888 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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