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小児固形腫瘍の浸潤・転移桟序に影響を及ぼす因子に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05770512
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 小児科学
研究機関東京大学

研究代表者

小林 美由紀 (1994)  東京大学, 医学部, 助手 (60205391)

小島 美由紀 (1993)  東京大学, 医学, 助手

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード血管内皮細胞 / 横紋筋肉腫 / 共培養
研究概要

臍帯静脈より単離した血管内皮細胞と、膀胱原発の横紋筋肉腫より樹立した細胞株を用い、血管内皮細胞をシャーレ上に、横紋筋肉腫をカバーグラス上に添加することによって、共培養し、血管内細胞単独で培養を続けたときと比較した。培養5日目で増殖細胞数を比較したところ、約1.4倍の増加が認められた。また、同様に、横紋筋肉腫単独培養したときの増殖細胞を比較したところ、細胞数においては変化が認められなかったが、培養液をインシュリン添加の分化促進培養液を用いたところ、分化の抑制が認められた。これは、筋芽細胞の分化培養が血小板由来増殖因子であるPDGF-BBを添加することにより、抑制されることと関連があるかもしれない。筋芽細胞の分化度は、筋特異性の免疫染色により、確認することが可能であるが、横紋筋肉腫細胞においても同様の観察を行って、血管内皮細胞と、分化度の変化の関連性をみたい。
血管内皮細胞のカバーグラス上に添加して、Ph1白血病より樹立した細胞株と共培養し、培養5日目でカバーグラスを固定、ヘマトキシリン染色により、血管内皮細胞を観察したところ細胞数においては、変化が認められなかったが、白血病細胞の付着が多数認められた。白血球、マクロファージの血管への付着は、血管障害の原因となることが考えられており、固形腫瘍の増殖においてはin vitroの実験系で確認するのは、難しいが、血管系により、転移をきたしたとき、および骨髄転移をした場合には、同様のことが起こる可能性があると思われた。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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