研究課題
奨励研究(A)
野兎の頸動脈から先端に電極の付いた特殊カテーテルを挿入し、大動脈を穿通し大動脈弁閉鎖不全と類似の血行動態の異常を得た。この際、超音波ガイド下にカテーテルを挿入する方法を導入した。カテーテルを抜去して7日後にブドウ球菌等の細菌を静脈内に接種し、心内膜炎の成立を期待した。接種後経時的に超音波検査を行い、疣贅の検出を試みた。しかし、実験手技の問題と、超音波検査の分解能の問題から、現在疣贅の検出は不十分かつ少数例にとどまっている。今後、更に実験方法の改良を行い、当初の目的を達成したい。