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Sjogren-Larsson症候群の脂肪酸アルコール代謝異常に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05770563
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 小児科学
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

草野 薫  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (80205070)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1993年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードSjogren-Larsson Syndrome / Fatty alcohol
研究概要

Sjogren-Larsson(S-L)症候群患者4人と臨床症状が非典型的なSjogren-Larsson(S-L)様症候群患者2人について脂肪酸の代謝について検討した。
方法:
1)血清脂質分析を2次元薄層クロマトグラフィーで分離同定した。
2)培養皮膚線維芽細胞に3H-palmitic acid より合成した3H-cetyl alcoholとNAD^+albuminを加え20分間インキュベーションしHexaneで脂質を抽出しHexane:Ether:acetic acid=60:40:1の展開槽で分離しpalmiticacid層をかきとり液体シンチレーションカウンターにてカウントし、Fattyalcohol:NAD^+oxidreductase(FAO)活性を測定した。
3)培養皮膚線維芽細胞に14C-Stearil alcoholを加え20分、40分後の細胞内の脂質を抽質しStearicacidへの分解能を測定した。
結果:
1)S-L症候群において脂肪酸アルコールであるセチルアルコールの蓄積は認めなかった。
2)FAO活性はS-L症候群の1人は対照の10%と著明に低下しているが残りの3人は50%であった。S-L様症候群は正常であった。
3)S-L症候群において分解能は著明に低下していたがS-L症候群は対照と変わらなかった。
考案:S-L症候群でFAO活性の低下とそれによる脂肪酸アルコールの蓄積が認められた。S-L様症候群はFAO活性は正常でその鑑別は14C-Starilalcoholの負荷試験が簡便で有用であった。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 草野薫: "発作性夜間血色素尿症の一例におけるPユアンカー蛋白の検討" 東京慈恵会医科大学附属柏病院医学雑誌. 1. 97-99 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 草野薫: "真性時嚢胞による急性炎の一女児例" 東京慈恵会医科大学附属柏病院. 101-104

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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