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MultipleSulfatase 欠損症の病型並びに病因の解明に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05770566
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 小児科学
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

五味淵 一三  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (50205621)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードMSD / 培養皮膚線維芽細胞 / ASA遺伝子 / NIH3T3細胞 / レトロウイルスコンストラクト
研究概要

MSD(multiple sulfatase deficiency)の培養皮膚繊維芽細胞におけるsulfatase代謝を検討する目的で、ArylsulfataseA(ASA)遺伝子を大量発現させる目的でレトロウイルスコンストラクトを作成した。これはある種のsulfataseを大量発現させるとその他のsulfataseの活性が低下するという報告がなされ MSDの病態生理に関連がある可能性が示唆されたからである。すなわちある1つのファクターが各種のsulfataseの活性発現には重要で、1つのsulfataseを大量発現させるとその活性化因子を占拠してしまい、その他のsulfatase活性が低下するということである。まず作成したレトロウイルスコンストラクトをパッケージング細胞である、PA317に導入し40個のコロニーを拾い、NIH3T3細胞を標的としタイマーを測定した。最も高タイタ-であったコロニーを実験に用いた。この作成したウイルスがヒトの培養皮膚線維芽細胞でASAを発現するか否かを検討した。結果してはヒト培養皮膚繊維芽細胞のASA酵素活性を5-6倍に活性上昇させた。また異染性白質脳症の患者の培養皮膚繊維芽細胞にも感染させてのASA酵素活性を正常近くまで回復させた このASAを大量発現させた培養皮膚繊維芽細胞における各種sulfatase活性およびその他のライソゾーム酵素活性を現在検討しているが、現在のところ測定した範囲では明かにそれらの活性は低下しいない。今後はまだ測定していないsulfataseの活性を測定してゆく予定である。このような方面よりの検討によりMSDの原因の究明を行ってゆくことを今後の目的とする。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] I.Gomibuchi: "Treatment of Multiple Deficiency by E64." Pediatr. Res.(in Press). (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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