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日本語音声入力による読影報告書作成およびデータベース化

研究課題

研究課題/領域番号 05770674
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 放射線科学
研究機関浜松医科大学

研究代表者

加藤 俊彦  浜松医科大学, 医学部, 助手 (00185852)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1993年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード音声認識 / 読影報告書 / 自動印刷
研究概要

目的 コンピュータの音声認識を使って放射線科から発生する定型読影報告書の自動印刷システムを開発することが本研究の目的である。現在の日本における読影報告書の作製はほとんどが医師の直筆によるもので、口述筆記を導入している西欧に比較して能率が低い状況にあるためである。
方法 Apple社製Macintosh 660AVとImage WriterIIを使用した。Operation systemにはSystem7.1英語バ-ジョンを使用した。これには音声認識用のPlain Talkを含む。マクロの実行にはApple社製Speach Macro Editorを使用した。印刷を実行するためにHyperCardを用いた。このスタック内のカードに読影報告書の定型文を用意し、前記のSpeach Macro Editorの指令を受け取りあらかじめ入力してある命令を実行する。内容はおおまかに医師名の登録・必要な定型文の選択・その印字である。
結果 このシステムは北米英語を基本とする音声を識別するわけであるが、音声命令によるマクロの起動率は50%であった(60コマンド中30)。残りの30回はコマンドは認識されず、誤動作は0回であった。このシステムが強い子音を認識する癖をつかんでからは認識率をあげる工夫をした。一つの報告書の作製にマクロを覚えなくてもよいように一つの結果に対して複数のの命令を割り当てた。つまり使用者が変わって命令文句が変わっても同じ結果が引き出せる。命令を認識してから報告書の印刷終了まで平均18秒を要したがこれは現場での十分使用に耐える。
結語 コンピュータによる音声認識でマクロ命令を起動し定型読影報告書を自動印刷することに成功した。現在のところ認識率は使用に耐える範囲と考えるが、使用者が発声に慣れれば更に向上するものと思われる。医療の現場で忙殺を緩和するツールとなりうると考える。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 望月隆雄,加藤俊彦: "音声認識による読影報告書作成(仮題)" Innervision.

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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