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カラードプラによるメタリック・ステント留置部の血流評価

研究課題

研究課題/領域番号 05770676
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 放射線科学
研究機関名古屋大学

研究代表者

島本 佳寿広  名古屋大学, 医学部, 助手 (70178961)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1993年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードカラードプラ / メタリック・ステント
研究概要

血管内に留置するためのメタリックステントには種々のものが考案されているが、今回研究ではGianturco typeを用いた。大静脈内に留置する場合を想定して、0.018-inchのステンレス製ワイヤーを用い、拡張時の最大径は2.3cm、長さ30mmを2連としたものを作成した。定量送液ポンプは、Masterflex model 7520-35(Cole-Parmer Instrument,Co.)を使用した。シリコンチューブで回路を作成し、回路内を生理食塩水で潅流した。カラードプラ装置は、SSD-270(Toshiba)、EUB-515A(Hitachi)、SSD-680(Aloka)の3機種を用い、探触子先端部を水槽中に固定した。ステントを留置せずに潅流した場合、ポンプの流量とドプラにより計算された流量の測定誤差は10%以下である(入射角度60度)。ステント留置部のチューブ径は10mm、15mm、20mmと変化させた。ステント部には多重反射などの強いアーチファクトが認められ、径10mmでは再現性のある血流信号を得るのは困難であった。また、ステント留置前の測定値との誤差も大きく、定量的評価に用いるには信頼性が乏しいと考えられた。臨床例ではファントム実験よりもアーチファクトは少なかった。下大静脈にステント留置した直後では血管内に血流信号は認められ、かつドプラ波形も記録可能であり、非侵襲的な評価方法として有用と考えられた。ステント留置後再狭窄をきたした症例では、血管造影で開存性が認められる時期でも血管内に血流信号は消失し、ステント前面に沿ったカラーノイズが認められるようになった。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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