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肝動脈塞栓術に伴う肝機能障害の病理組織学的検討

研究課題

研究課題/領域番号 05770677
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 放射線科学
研究機関名古屋大学

研究代表者

伊藤 茂樹  名古屋大学, 医学部, 助手 (20184658)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード肝動脈塞栓術 / 肝組織 / 肝動脈
研究概要

肝動脈塞栓術は肝細胞癌の治療において重要な位置を占めているが、日常臨床において1回に治療で終わることは少なく、塞栓術が繰り返し施行されることが多く、かつ、この繰り返しが生命予後の改善のために重要であることも明らかになりつつある。この複数回の動脈塞栓術が肝組織に与える影響を明らかにするために成犬を用いて検討した。塞栓術は全麻下にセルジンガー法により大腿動脈から固有肝動脈へカテーテルを挿入して施行した。塞栓物質にはリピオドール(0.2ml/kg)とアドリアマイシン(0.5mg/kg)の懸濁液と約1mm角のゼルフォーム細片を用いた。塞栓術の回数は1回が2頭、2回が3頭、3回が3頭で、個々の塞栓術の間隔は約4週間後であった。毎回塞栓術の直前に血管造影を施行し肝動脈の変化を検討するとともに、最終の塞栓術の4週間後に屠殺して肝組織の変化を検討した。全例が実験に耐え経過中に腹水を生じたり死亡した例はなかった。血管造影上、固有肝動脈本幹の閉塞を認めた例はなかったが、塞栓術を3回施行した例において他の例に比べ肝内の動脈の狭小化や門脈や胆管周囲の動脈と思われる肝内側副血行路の形成が顕著な傾向にあった。組織学的には1回の塞栓術の例では肝組織に著明な変化は認められなかったが、塞栓術の回数が増えるにつれて肝内の小動脈に閉塞や周囲の炎症性変化が目立つようになり、3回の塞栓術を施行した例では肝細胞の変性や壊死も認められた。以上の結果より肝動脈塞栓術は繰り返されることにより次第に肝動脈や肝組織に不可逆的な変化を生じ肝機能の悪化を招く危険が大きいことが明らかになった。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2025-11-17  

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