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核医学的手法を用いた手術予定肺癌患者の術後肺機能の予測

研究課題

研究課題/領域番号 05770685
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 放射線科学
研究機関香川医科大学

研究代表者

細川 敦之  香川医科大学, 医学部, 助手 (90199498)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
700千円 (直接経費: 700千円)
1993年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード術後肺機能の予測 / ^<99m>Tc-MAA肺血流シンチ / SPECT / 肺切除 / 肺癌
研究概要

我々は、核医学的手法(Tc-99mMAA肺血流SPECT)を用いて、肺切除を予定されている肺癌患者の術前データから術後肺機能を予測する方法を考案した。本法の臨床的有用性を証明することが本研究の目的である。
52例の肺癌患者に本法を試み、術前に施行した肺血流SPECTから術後肺機能を予測し、術後1ヶ月および術後4ヶ月に実施した肺機能と比較検討した。また過去に報告されている方法として、肺血流PLANARや胸部CTを用いた予測法を同時に施行し、これらの方法と本法を比較した。得られたデータを解析した結果、
得られたデータを解析した結果、肺血流SPECTを用いた術前予測値と術後実測値の間に良好な相関が証明できた。術前に予測した術後1秒量が0.8リットル以下の場合、術後低肺機能となり在宅酸素療法が必要になるケースが多発した。また、肺血流PLANARや胸部CTを用いた予測方法より肺血流SPECTを用いた方法がより正確に予測ができる傾向がみられた。
肺血流SPECTは非侵襲的検査であり、肺の局所機能を比較的容易に反映できる検査法である。今回我々が考案した方法は、肺癌患者、特に高齢者や肺機能に障害を持つ患者の肺切除に際して切除範囲や手術方法を考えるうえで、あるいは術後低肺機能等の術後障害を予測するうえで有用な情報を提供できると考えられた。本研究の結果は現在投稿準備中である。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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