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経皮経肝門脈肝静脈シャント術(TIPS)における生体適合ステントの作成

研究課題

研究課題/領域番号 05770694
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 放射線科学
研究機関和歌山県立医科大学

研究代表者

塩山 靖和  和歌山県立医科大学, 放射線科, 助手 (40244727)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードTIPS / ステント / 門脈圧亢進症
研究概要

臨床経験よりえられたステントの最適径は10mmである。雑種成犬を実験対象とした場合、この径のステントを留置することは不可能である。このため、体重、体表面積などを勘案し、径4mmのステントを作成し、留置した。
ステントおよび人工血管の材料はともに高価であるため、本年度は1)ステントのみ、2)ステントをポリエステルで被覆したもの、3)ステントに人工血管を縫つけたもの、の3群を設定し、犬の血管のうち大静脈に留置した。
結果、1)では、ステント表面に約2週間で内皮化がみられ、2週間後の開存もほぼ50%でえられた。しかし、2)3)では、被覆によって血管の内腔が狭小化し、全例で閉塞をきたした。当初の予想では、3)で1)を上回る開存率が期待されたのでかなり意外な結果であった。これは、血管径が狭すぎ、血液の絶対的な流量が不足したためであろうと推論した。今後、さらに人間に近い血管径をもつ動物(豚など)を対象に、径6mm以上のステントでの実験を予定し、その後被覆材料の組織学的検討に入る予定である。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 山田龍作: "門脈圧亢進症に対する新しい治療法TIPS" 日本医事新報. 3608. 131 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 塩山靖和: "門脈圧亢進症に対するInterventional Radiolongy" 画像診断. 13. 1383-1391 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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