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局所間欠的動注ポンプ(リザーバー)を用いた温熱療法の試み

研究課題

研究課題/領域番号 05770704
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 放射線科学
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

松本 滋  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (90239103)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードリザーバー / 温熱療法
研究概要

体内に留置されたリザーバーシステムのカテーテル先端の温度が温熱療法に必要な42°C以上になるための条件設定についての研究をまずおこない、その後動物実験にて臨床応用の可能性について検討した。方法はリザバ-ポートを接続したカテーテル37°Cの恒温槽に留置し、以下の条件でカテーテルの先端からの温水の温度のそれぞれ3回測定した。1.カテーテルの長さ 40から100cmまで10cm毎 2.注入温水の温度 42から60°まで2°C毎 3.温水の注入速度0.2から5.0ml/secまで0.2ml/sec毎 である。結果はカテーテルの先端からの温度が42°Cを越えるような条件はカテーテルの長さで40cm、44°C以上で注入速度0.6ml/sec以上,100cmでは44°C以上で注入速度5.0ml/sec以上が必要であった等、新しい知見が得られた。続いて実際の生体での組織温度を測定するために犬を用いてその肝動脈にカテーテル先端を留置し肝実質の温度を測定した。条件はカテーテルの長さ40cmで注入温水の温度を44から60°Cまで2°C毎、温水の注入速度は0.6から5.0ml/secまで0.2ml/sec毎、注入量は20mlおよび50mlから500mlまで50ml毎とした。結果は肝内の温度計の留置部位により変化したが、46°C以上で注入速度1.0ml/sec以上,注入量は200ml以上等で温度が42°Cを越え、臨床応用の可能性が示唆された。しかし温度計の刺入部位や個体差等のばらつきが大きく今後例数を増やし検討していく必要があると考えられた。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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