Reverse Cloning 法を用いて、分裂病病因遺伝子をクローニングし、その構造解析かつ、変異性を明らかにするという目的で当研究を行っている。 現在までのところ、健常人10人のゲノムDNAを混合し、制限酵素Sau3AIにより切断、コスミドを用いゲノムライブラリーを作成した。 また文書にて同意を得た分裂病患者の血液からゲノムDNAを抽出。その抽出した分裂病患者のゲノムDNAをプローブとして用い、上記のゲノムライブラリーのスクリーニングを行っているところである。 同意の得られた分裂病患者から順次スクリーニングを行っているが未だ小数例でもあり、明確な結果は得られていない。今後例数を増やして更に当研究を継続していく予定である。
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