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骨髄異形成症候群におけるNK・T細胞のクローン性に関する研究(リンパ球抗腫瘍活性および病勢との関連について)

研究課題

研究課題/領域番号 05770820
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 血液内科学
研究機関日本医科大学

研究代表者

緒方 清行  日本医科大学, 医学部, 講師 (20169171)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1993年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード骨髄異形成症候群 / リンパ球抗腫瘍活性 / NK細胞 / T細胞
研究概要

本研究者は当該年度内に、20数例の骨髄異形成症候群(MDS)患者について、phosphoglycerate kinase遺伝子に関する制限酵素BstXIの認識部位の多様性を検索し、12例に同部位の多様性を証明した。
さらに、これらの患者より好中球、単球、NK細胞、T細胞を単離し、そのクローン性を検討すると共に患者リンパ球の抗腫瘍活性を測定したところ、以下の結果を得た。
(1)好中球、単球は1例を除く全ての例で、monoclonalないしはoligoclonalであり、これらの細胞はその多くが腫瘍clone由来であると考えられた。
(2)一方、NK細胞、T細胞はほとんどの例でpolyclonalであり、これらの細胞は正常clone由来と考えられた。リンパ球抗腫瘍活性の低下とclonalityとの間に関連はなかった。
これらの結果より、MDS患者にみられるリンパ球抗腫瘍活性の低下は、通常リンパ球が腫瘍cloneに組み込まれることで起こるのではなく、他の機序によることが強く示唆された。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Kiyoyuki Ogata ef al,: "Defective natural killer(NK)cell-mediated cytotoxicity cloes not imply clonal involvement of NK cells in myelodysplastic syndromes" British Journal of Haematology. (印刷中).

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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