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癌遺伝子C-metの腎疾患への関与の解明

研究課題

研究課題/領域番号 05770830
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 腎臓内科学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

石橋 賢一  東京医科歯科大学, 医学部, 助手 (80223022)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1993年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードC-met / 肝細胞増殖因子 / MDCK細胞 / CAMP / forskolin / PMA / 片腎摘 / ノーザンブロット法
研究概要

この研究の目的は、肝細胞増殖因子(HGF)の腎臓への作用をみるために、その受容体であるC-metの動行を腎臓で調べることにあった。C-metの発現の調節をみるためにin vitro系を利用した。イヌの尿細管細胞のcell lineであるMDCK細胞はHGFによってその遊走が亢められ、またコラーゲンゲル内でHGFによって管腔形成をすることが知られており、C-metの研究にはよい系と考えられた。我々が以前、ラット腎臓でのC-met発現を調べるためにクローニングしたラットのC-met(BBRC187:1454)を用いてノーザンブロット法でC-metの発現を検討したところ、MDCK細胞では7Kbと9Kbの2つのバンドがみとめられた。8-bromo-cAMP(1mM)やforskolin(50muM)でC-metの発現は増加したが、PMA(0.1muM)で抑制された(いずれも6時間以内)。これはC-metの発現がPKAやPKCによるリン酸化反応で調節されていることを示唆している。一方、細胞間隙を疎にするために短時間のトリプシン処理をおこなうと6時間後にC-metの発現は増加した。
また、片腎摘でC-metの発現が6時間以内に増加することを報告したが(BBRC187:1454)これが同時に増加するHGFによるかどうかを見る目的でHGF(5ng/g体重)を正常ラットに腹腔内投与したが、C-metの発現に変化をみとめなかった。よってリガンドであるHGF以外の作用で片腎摘時にC-metが増加すると考えられる。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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