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血管透過性亢進因子と尿蛋白発現に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05770831
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 腎臓内科学
研究機関神戸大学

研究代表者

飯島 一誠  神戸大学, 医学部・付属病院, 助手 (00240854)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード血管透過性亢進因子 / メサンギウム細胞 / 末梢血単核球 / TGF-beta / phorbol ester / デキサメサゾン / mRNA
研究概要

持続性の蛋白尿は予語不良の慢性糸球体腎炎やネフローゼ症候群に認められる重要な臨床所見であるが、その発現のメカニズムに関しては依然明らかではない。
アメリカ合衆国のDr.Connollyらによって発見された血管透過性亢進因子(VPF/VEGF)は強い血管透過性亢進作用と血管内皮細胞増殖作用を持つ約40kDのdimeric heparin-binding glycoproteinであるが、我々は、Dr.Connollyとの共同研究で、1)ヒト培養メサンギウム細胞は末梢血単核球がVPF/VEGFを産生すること、2)Transforming growth factor(TGF-beta)やProtein kinase C(PKC)を活性化するPhorbol esterの刺激によりメサンギウム細胞のVPF/VEGFの産生がtranscriptional levelで増加すること、3)Phorbol esterによるメサンギウム細胞のVPF/VEGF産生亢進がデキサメサゾンによってtranscriptional levelで抑制されることを明らかにした(Iijima et al.Kidney Int.44:959-966,1993)。また、VPF/VEGFの血管透過性亢進作用に着目しVPF/VEGFをラットに静注したところ、尿中アルブミンが増加することをも見い出した。
IgA腎症などのメサンギウム増殖性腎炎では、TGF-betaやPKC活性化サイトカインであるPlatelet derived growth factorがその発症および進行に関与する可能性が報告されている。すなわち、ある種の慢性糸球体腎炎では、メサンギウム細胞や末梢血単核球により産生されたVPF/VEGFによって、蛋白尿が誘起され、組織障害が進行する可能性が考えられた。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Iijima K: "Human Mesamgial cells and pkripleral Blood Mououuclear Cells produce vascular pernonbility Factor" Kidney International. 44. 959-966 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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